◆◇チャンピックスの処方ご希望の方へ◇◆
現在チャンピックスの製造元であるファイザー社の出荷停止により一時チャンピックスの処方ができない状態です。
代替としてニコチネルというもう1種類の禁煙補助薬の処方を行っております。
チャンピックスの処方を強くご希望の場合は供給再開までお待ちいただくようお願い申し上げます。
禁煙しようとしてもできないのは「意思が弱い」という理由ではなく、「ニコチン依存症」という病気だからです。
条件に合えば、保険適用の治療となります。禁煙に失敗していたり、これから禁煙しようとしている方は是非一度ご相談ください。
基本的に治療は12週間行い、その中で5回の診察を受けていただきます。
医師による問診とカウンセリング、そして禁煙の禁断症状をやわらげる飲み薬を服用し、「ニコチン依存症」の治療を行っていきます。
当外来は保険診療の対象ですが、5回の診察を12週間で終えられない場合、保険診療の対象外となりますのでご注意ください。
治療金額は保険適応で5回で約5,000円となります。(3割負担の場合)
5回の診察で依存が続いている場合には、自費で治療を続けることができます。
◆呼気一酸化炭素濃度測定検査◆
―体内に有害物質であるCOをどれだけ取り込んでいるかを調べます。呼気中一酸化炭素濃度測定器(COモニター)は呼気中の一酸化炭素濃度を検知し、その濃度を測定する装置です。喫煙/禁煙の評価に必要であるとともに、禁煙維持の動機づけにも有用です。その場で結果が分かります。
◆治療中の副作用◆
・禁煙補助薬(チャンピックスなど)の使用により、吐き気、胃部不快感、頭痛、便秘、口の渇きなどが発生することがあります。
・精神的な不安感や抑うつ症状が出る場合があり、特に過去に精神疾患の既往がある方は注意が必要です。
◆禁煙中の禁断症状◆
・イライラ、集中力の低下、食欲増加などの禁断症状が現れることがあります。
◆効果の個人差◆
禁煙治療は一定の成功率が期待できますが、個人の生活習慣やストレス状況により成功率が異なります。
治療の効果や副作用について不安がある場合は、診察時に医師までお気軽にご相談ください。